受験

国立小学校の受験

受験は、少子化が進む日本において、関心が高いことの1つです。


「お受験」という言葉がありますが、本来小学校は義務教育なので、受験することなく入学するのが一般的です。しかしワンランク上の教育を子供に受けさせたいと思う親も多く、子供に受験をさせてでも国立や私立の小学校に入学させたいという考え方が広まってきています。


受験が必要な小学校は、国立大学付属小学校や私立小学校です。


国立小学校は各都道府県に1校以上あり、教育基本法等に則って、児童の心身の発達に応じた初等教育を施す、つまり一般の公立小学校と同等の教育を展開しています。また、国立小学校では、大学の教育実習の場として、教育実習生の指導もされています。


国立小学校は、公立小学校と授業内容が異なるところはなく、中学受験対策や、中学で学ぶ内容を先取りした授業などは実施されておりません。また、無条件に上位の中学・高校へ進学できるとも限らず、大学進学に対する特典もありません。このような点を期待するなら、国立小学校は受験しない方が良いでしょう。


幼稚園のお受験とは

お受験は、その対象が小学校から幼稚園へと低年齢化しているのが現状です。幼稚園のお受験とは、名門小学校の合格率が高い幼稚園、または一貫教育による人気の高い幼稚園を受験することです。特に小学校、中学、高校、大学までの一貫教育制度がある幼稚園には人気が集中しており、倍率が10倍前後となるような難関幼稚園もあるようです。


幼稚園の入学試験シーズンは、私立の場合は10月中旬~11月下旬、国立の場合は11月下旬~12月上旬、関西地方の国立は翌年1月下旬~2月上旬がピークとなります。3年間保育の幼稚園へ行かせるときは、早生まれの子供の場合、2歳で受験するという、まさに受験競争の低年齢化の最たるものです。受験に合格するために幼児教室に通わせる親も多いようです。ちなみに、在園児の半数以上が小学校を受験する園を「お受験幼稚園」と呼んだりします。


お受験をするメリットは、特色のある幼稚園に入園して個性を発揮できたり、一貫教育の場合は、ゆとりある教育が受けられる点です。

入試の主な内容は、指示行動と行動観察です。指示行動では、大人の指示を正しく理解できるか、言葉や数などの知識が年齢相応に持っているかなど、子供の知的能力の発達程度を評価します。行動観察では、子どもを自由に遊ばせることで、遊びへの関心や性格、生活習慣などを観察します。また、平均台などを使った体力テストを実施する園や、親から離れた状況で自立的な態度をとれるかなど重視する園もあります。


他に、両親の育児姿勢と幼稚園の教育方針が合っているかどうかを知るための保護者面接があります。教育方針や受験理由、しつけの仕方や子供についての話以外にも、親の趣味や生活面など子どもの鏡としての親の姿が問われます。


今までは筆記試験も実施されていましたが、筆記試験結果と幼児の生活スキルがかけ離れていることが多かったため、最近は行動観察に重点が移されているようです。


中学受験と比べても、受験者数がさらに少ない幼稚園のお受験ですが、入園者数の少なさに比例し、合格もより困難なのが幼稚園受験の世界のようです。